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歯石を取りたい

歯の表面に付いているネバネバした糊のような物質を歯垢といい、この成分の大部分は、細菌と細菌が作り出した多糖類(ネバネバの成分)、食べ物の残りかすなどです。

この歯垢をそのままにしておくと、細菌の作る酸や毒素によって虫歯や歯周病の原因となります。取り除くには、柔らかめの歯ブラシを、鉛筆を持つように握り、同じ場所を前後に細かく20回ほど振動させた後、歯ブラシの幅だけ移動させ同じことを繰り返す「スクラッピング法」という磨き方が効果的でしょう。それと併せて、食事の中に一品は必ず繊維の多い野菜などを取り入れ、ひと口30回といわれるようによくかむことも、歯面の清掃に役立ちます。

歯石とは、取り除かないでそのままにしていた歯垢の上に、唾液から遊離したカルシウムが沈着して固くなった(石灰化)ものを指します。放っておけば機械的な刺激と細菌の出す毒素によって歯肉の周辺で炎症を起こすだけでなく、歯根の表面にも歯石が沈着します。そして次第に歯を支えている歯槽骨を溶かすため歯が動揺し、しっかりとかめなくなる歯周病(歯槽膿漏)が進行します。
 この歯石は唾液腺の開口部である、下の前歯の内側によく付着します。固く付着した歯石は、歯ブラシでブラッシングするだけではなかなか取れません。できるだけ早く歯科医に行き、除去してもらうことをお勧めします。 大切なのは、日ごろから丁寧なブラッシングを行い、できるだけ歯垢をためないことです。

スケーリング
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