top of page

口内炎について

ひと口に口内炎といっても水泡状のもの、赤くなったりただれたりするもの、あるいは潰瘍状になるものなど、いろいろ症状があります。

一般的に、口内炎のうちで最も多いのが潰瘍状になるもので、専門的には「アフタ性口内炎」や「褥瘡(じょくそう)性口内炎」といわれるものです。

「アフタ性口内炎」というのは直径2~5ミリの境界が明らかな円状の潰瘍のことで、周りが赤くなっていて触れると大変痛いものです。数は一つの場合や幾つもできる場合があります。だいたい1週間から10日ぐらいで治りますが、人によっては数個のアフタができては消え、またできる、ということを何度も繰り返す場合があります。

原因については現在不明とされていますが、体の中の「免疫」が関係しているのではないか、といわれています。また、直接の原因ではありませんが、精神的な強いストレス、環境の変化、胃腸障害、疲れなども関係しているようで、口の中が汚れていると治りにくくなります。

次に「褥瘡性潰瘍」ですが、これは虫歯の穴が大きくあくなど歯の一部が鋭角になっている場合や、合っていない入れ歯、金属冠などの刺激によって起こります。また、水泡ができる口内炎には「ヘルペス性口内炎」などがあり、原因はウイルスといわれています。

口内炎と思っていてもときには別の病気の場合もあるので、治りにくい場合は専門医へお越しください。

bottom of page