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歯と歯がくっついている

2本の歯がくっついたようになっているのは、癒合歯といわれるものです。本来、2本に分かれるはずの歯が、顎の中での発生の時点でうまく分離しないまま発育し、2本がくっついてしまったものです。

この場合、歯の神経もくっついているので、分離したりせずにそのまま放置します。しかし、癒合部の溝に食べかすが付きやすく、虫歯になりやすいので注意が必要です。虫歯になると治療が困難です

永久歯の生え方としては、①まったく正常で、2本ちゃんと生える、②同様に癒合歯となる、③1本しか生えてこない、④2本ともない、が考えられます。

さらにここの歯の生えかわる時期や、成長に伴う歯のすき間の問題などがあり、永久歯列にも多少影響が出るかもしれません。

また、永久歯の数が正常であっても、顎よりも歯の幅が大きければ、スペース不足で歯列不正の原因となったり、逆に歯の数が少なくても上下のかみあわせのずれが生じます。
 5歳ぐらいになったら、レントゲンで確認するとよいでしょう。歯列不正や咬合異常が気になるようでしたら、矯正などの治療が必要ですが、とにかく今は、虫歯にしないよう食事や歯の磨き方に気を付けてください。

癒合歯
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